相撲の階級

どうもこんにちは、寿司です。

今回は相撲の階級についてご紹介いたします。


横綱といえば、だれでも相撲で一番強い人のことを指す言葉だということはみなさんご存じだと思います。

相撲の歴史は深く、起源をたどれば日本書紀の中にもその記述が残されています。
しかしその深い歴史の中で、横綱になれた力士というのは鶴竜関の横綱昇進を合わせて、71人しかいません。
(諸説ありますが、今回は間をとってウィキペディア先生を参照にしております。)


1934年創設の、私の好きなジャイアンツの歴代4番バッターが86人ですから、いかになることが大変かお分かりいただけるかと思います。(お分かりいただけない場合がほとんどだと思います。巨人ファンのみなさんすみません。水に流してください。)


階級を掘り下げていくと、以下のようになります。

横綱

大関

関脇

小結

前頭


ここまでが、基本的にTVなどメディアに出てくる力士の多い「幕内」と呼ばれる世界です。


実はさらにその下には、ほぼ全くメディアにも取り上げられず、観客もまばらな時間帯に頑張っている力士たちがいます。

十両

幕下

三段目

序二段

序ノ口


こちらの階級にいる力士の名前まで覚えている人は、ほぼいないでしょう。デーモン閣下や、やくみつるさんのように、相撲に精通している方ならもしかしたらご存知かもしれませんね。


このように各階級にそれぞれ名称がありますが、それを「番付」と呼び、勝って出世していくことを「番付が上がる」と言います。


15日間の取組の中で、8勝以上すれば勝ち越し。8敗してしまえば負け越し。
ですので勝ち越せば番付は上がっていきます。ですがせっかく番付が上がっても、次の場所で負け越してしまえば、またすぐ逆戻りです。ですから多くの力士は、番付を行ったり来たりしながら、少しずつ力をつけていくのです。



相撲の世界では、十両まで登ってようやく一人前の力士として認められます。
その十両の力士が、初めて幕内にあがると、「新入幕」と紹介されます。次の場所の放送でチェックしてみてください。一度十両に落ちて、再度入幕の場合は「返り入幕」と言います。


お給料の面でも、大きく差が出ます。
幕下以下の力士には、基本的に給料はありません。買っても大したお金は入りません。

基本的に所属している相撲部屋での寝泊りになるので、衣食住には困らないわけですが、食事は基本的に上位の方からですから、食べれるのは残り物だけ。上位に行けば、腹いっぱい飯が食える!そう思えば、やる気も育つような気がしますね。


上位になって、人気に火が付けば、スポンサーがついたりして懸賞がかかってきます。
取り組み前に、土俵の上をなにやら垂れ幕のようなものを持ってぐるっと回る人たちがいますよね。永谷園さんのイメージが強いでしょうか。


あの本数=その取組にかけられている懸賞金の数、です。
1本あたり¥62,000が掛けられていますので、例えば懸賞が10本掛けられた取組では、その1勝だけで62万円もらえるわけです。1日で、サラリーマンのボーナスぐらいの金額を稼いでしまうわけです。

横綱の取組、毎日すごい本数回ってますから、中継見ながらぜひ計算してみてください。
計算したら、×15してみてください。考えただけですごい金額になると思います。



ただし、勝てば、です。負けた場合はそのまま相手が貰っていっちゃうので、スポンサーのため、自分のお給料のため、なんとしても勝たなければなりません。

更に言うと、お金がほしいのは相手も一緒。高額な懸賞となれば、相手力士も普段以上に気合が入ります。
上位力士となれば自然と人気も出てきますから、基本的に上位力士VS下位力士、の図式になります。高見盛関のように、前頭でも大ブレイクする方も中にはいますけどね。



さて、大関まで番付が上がってくると、1度の負け越しでは番付は下がりません。2場所連続で負け越してしまうと、関脇に降格となります。1場所負け越してリーチがかかっている力士は翌場所で「角番」と言われます。


条件としては、負け越しさえ回避できれば大関でいられるわけですから、8勝7敗でもなんの問題もありません。来場所も大関です。ですが、ファンとしては物足りなさを感じてしまいますね。



さらに上の横綱まで番付が上がると、どんなに成績が悪くても、降格することはありません。残された道は引退のみ。
ですから、在位中は相撲界を背負う第一人者として、責務を全うする。つまり勝ち続けることが必須となります。


ほかにも横綱は、その言動やふるまいにも、メディアや相撲界から多くの注目が集まるため、ちょっとしたことでもすぐに報道されたり、問題視されたりします。「品格」と言われるものですね。


定まった形がない分、この品格というものに対する期待には、どう応えたものか、横綱になった力士たちは頭を悩ませたはずです。



このように、階級によってさまざまな思惑がからんで相撲界は成り立っています。


以上を踏まえて取組をみると、見方も応援の仕方もさまざまあって、相撲中継をもっと面白くみれるのではないでしょうか。

次回は、力士の所作などについて触れていきたいと思います。

どうぞお楽しみに。






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